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2014.05.08 晴れ、ときどきスタッフ日記

親学のすすめ・・・学力の格差はつながりの格差だった・・(H26.4.21みやざき新聞より)

この前、当社の社長が読み聞かせてくれてとても印象に残ったので、ちょっとご紹介します。

学力の差は、これまでは都会と田舎の格差だとか、年収の格差、経済格差と言われてきました。

しかし大阪大学の調査で「つながりの格差」だとわかってきました。

つながりには三つの指標があります。「家族のつながり」「地域のつながり」「学校とつながり」、この三つのつながりが深ければ深いほど学力が高い。

秋田県はこの三つがすべて優れています。

明治21年に、当時の高等小学校で親に配っていたものに『家庭心得』というものがあります。

ここには保護者への注意としてこう書いてあります。

「ことわざにも教育の道は、家庭の教えで芽を出し、学校の教えで花が咲き、世間の教えで実が成る、と申す程に・・・」これが日本の教育の伝統です。家庭と学校と地域で子供を育てることが日本の教育の伝統なんです。

今、家庭の教えが衰退しているから芽が出ていません。芽がでていない子を学校の先生が一生懸命教育しているんです。芽が出ていないものは花を咲かせようがありません。芽が出るようにまずは親を再生しなければ、日本の教育は再生できません。

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親学には二つの意味があります。「親になるための学び」と「親としての学び」です。

子供を産めば親になるんじゃないんです。親になる前に、親としての責任・役割は何なのかを学ぶ必要があるんです。

そして、「学習」という言葉の意味が大事です。

「学」は「まなぶ」です。「まなぶ」は「まねる」から来ています。誰のまねをするかというと、親のまねです。

「習う」はどういう意味かというと、繰り返し、繰り返し、慣れるという意味です。

つまり、親のまねを繰り返してなれることが「学習」なんです。「学習」とは本来、親の役割、家庭教育を表しているんです。

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親学とは「育自学」です。

普通の育児は児童の「児」で、子供をどう育てるかという意味ですが、まず、自らをどう育てるか、つまり自分が元気になる、自分が幸せになる、自分が夢を持つことが大事だと強調しています。

子どもに「夢を持て」というならば、親や先生たちが夢に向かって挑戦していつ必要があると思うんです。

89歳の茶道裏千家の千玄室さんと対談した時、「私は毎朝、鏡に笑顔を映して、その笑顔の自分にあいさつをしています」と言われていました。

「おはようございます」と自分にあいさつをする、これがまさしく育自です。

私は500世帯ぐらいのマンションに住んでおりますが、子どもたちに必ず「おはようございます」と言います。初めのうちは7、8割 返事がありませんでした。大抵、親も返事をしません。

でも、「おはようございます」と言い続けると、明らかに半年ぐらいで変わってきます。あきらめちゃいけないんです。

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親学の一番大事なポイントは、親自ら成長すること、これを「主体変容」と言っております。

まず自らが変わることです、

子どもを変えようとしうても子どもは変わりません。でも親が変われば子どもは変わります。大人が変われば子どもは変わるんです。

自分以外の誰かに責任を転嫁するのではなくて、自分が変わることによって子どもはかわるということです。ここから始めることが大事です。

(宮崎総合学院が主催した「親学」講演より)

今、学校がとても大変だと聞きます。中学生の中にちゃんと席について授業を受けることができない子供がいるそうです。

そして、それを嘆きなんとかしたいと思う親御さんもいれば、「〇〇さんもしよるのになんでうちの子だけいわれないかんのん。学校で教えなてないけん」と学校のせいにする方もいらっしゃるとか・・・。

まず親が親としての責任を果たす。親になることから始めなくていけないようです。

私も親とし子供に見せている背中は、どうなんだろう??

そんなことをじっくりと考えさせてもらった言葉の数々でした。

ツッシーでした