みやざき中央新聞の11月12日号からご紹介します。
九州大学歯学部のある女学生、「将来私は結婚なんかしたくありません」と豪語していた。
『婚学』という授業で同じ学年の男子と疑似カップルになり、将来の家事分担について話し合った。
「ごみ出しはどっちがする?」「朝食はどっちが作る?」「保育園の送り迎えは?」等々、家事の項目は20個以上あった。「オレ、これをやるよ。これをやってもいいよ」とその男子は言った。
その後、彼女は思った、「こういう男性だったら結婚してもいいな」
授業をやっている佐藤剛史さんからこの話を聞き、その『婚学』とやらに妙に興味を持った。
早速、九州大学伊那キャンパスに行き、授業に潜入した。
最初の授業で、剛史さんは学生にこう語った「今から男女ペアになって座ってください。」教室内がざわめいた。みんな恥ずかしがって動こうとしない。「何やっているんだ。『ペアになってください』と声をかけなきゃダメだろう」10分くらい経ってようやく落ち着いたが、男子が10人ほど余った。元々男子にほうが多いのだ。ペアになれなかった男子を立たせたまま、剛史さんは彼らに聞いた。
「今の気持ちは?」
「めちゃ恥ずかしいです」
「『ペアになってください』と声を掛ける恥ずかしさと今のはずかしさとどっちが恥ずかしい?」
「今です。もっと勇気を出して声を掛ければよかったと思います。」
一人の学生が言った。
「男女の数が同じでないのが問題だと思います。」
剛史さん、ちょっと声が太くなった。
「じゃあ君は自分が声を掛けられなかったことを社会のせいにするのか?この社会の男女の数は同じじゃないよ。」
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別の日の授業。
教室に入ると黒板に「男女ペアになって座ること」と書かれてあった。
少し数の多い男子は教室の前で、授業にやってくる女子に「ペアになってください」と声をかけなければならなくなった。いわゆる「ナンパ」である。
その日のテーマは「なぜ結婚するのか」。
学生たちはそれぞれペアになった相手と意見を交わし合う。
実はこの授業、人数制限はあるが、社会人の参加も受け入れている。
社会人は「こんなはずじゃなかった」などを話した。この社会人の言葉がこの授業ではとてもいい味を出している。
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結婚・・とても面白い記事だったのでご紹介させていただきました。
このあと、「子供を産むってどういうこと?」のテーマが続いていました。
また機会を作ってご紹介しますね(^.^)
ツッシーでした(^^♪