少し前のことです。
ある方のご紹介で92歳の男性の方とお話をさせていただく機会を頂きました。
かくしゃくとしていて、でもお話をしっかりと聞きとめてくれる方です。
92歳といわれなければ、80代前半といっても決して疑いようが無いくらい若々しい方でした。
年令が高くなれば、一般的には”頑固”になりがちで、人の話を聞くのが難しい方も多くなります。
耳も遠くなれば、心も頭もかたくなになりがちだと思います。
なのにその方はとても心が柔軟で、「それもいいね・・なるほど。」とお話を聞いてくだり、不明だと思うことを的確に質問してくれます。
私は心がほこほことして帰途に着いたのでした。
ついつい、長いこと同じことをずっとしていたり、年を重ねてくると「こうでなければ」と思い込んでしまうことが多々あります。
もちろん守らなければならないこともありますが、もしかして仕事であれば効率が上がる方向かもしれないし、
展開が変わっていくことかもしれない。
私もだんだん年をとってきていますが、周りからすれば扱いづらい人だったり、余分に気を使わないといけない人になってはいないか?と、自分に問いかけてしまいました。
いずれにしても「実るほど頭を垂れる稲穂かな」と、いう俳句にもあるけれど、「私、私」と、ならないように、柔軟な心をもった人になっていきたいものです。
私の大好きだったおじいちゃんにとても似ている姿とタブって、余計に感慨深い時間を過ごさせていただきました。
ツッシーでした