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2020.11.04 晴れ、ときどきスタッフ日記

「餅ばあちゃん」に沢山教えてもらいました~ NHK プロフェッショナル仕事の流儀から

TVが大好きな私ですが、今回泣きながら拝見した番組の素敵なおばあちゃんを今日はご紹介したいと思います。

その方は青森県五所川原に住む、山に分け入り、笹の葉を採り、材料の小豆から全て手作りでお餅を作る、桑田ミサオさん。

桑田さんは、93歳という年齢ながら、さっそうと自転車に乗り、年間5万個の笹餅をたった一人で作ります。

お店にも並んでいて、電車でも頼まれて自ら車内販売。そのお餅を目当てに全国あらゆるところから人が訪れます。

桑田ミサオさんです


桑田さんは、60歳のころ老人ホームに慰問に行ったときに持っていた笹餅を泣きながら嬉しそうに食べてくれた利用者の方の笑顔。

「誰かの笑顔のために」という思いから笹餅を作り始めたのだそうです。

納得のできるまで・・・と、小豆まで自分で育てます。

すべてがおばあちゃんの手作業。

おばあちゃんのお母さんは女で一つで4人の子供を育てました。決して裕福な生活ではなかったようですが、愛情いっぱいに育ててもらったこ

とが伝わります。一緒に草取りをしに行ったとき、つい眠ってしまったおばあちゃん。ふと気がつくとお母さんが汗びっしょりで黙々と草をぬ

いていたそう。「起こしてくれたら良かったのに」というと、「あなたの寝顔がとってもかわいくてかわいくて、ずっと見ていたかった」と話

してくれたのだそうです。


そんなお母さんが残してくれた言葉をとても大切そうに教えてくれました。

「十本の指は黄金の山」・・・・何もなくても十本の指さえ動かしていれば生きていける。辛い時も苦しい時も助けてくれたのは十本の指。

               そして誰かを喜ばせることもできるのが十本の指。

「仕事、仕事さ教えてくれる。」・・・・仕事の中に、仕事の答えがある。一生懸命やっていれば、いつか分かるときがくる。


おばあちゃんは、とても凄い方なのに、すべてのことを自然に何事もないように、ただ一生懸命に向き合っておられました。

一つの計算もなく、ただ、ひたすら笹餅を一つ一つ作っていきます。

その様子に素直に涙がこぼれてきた私でした。


ツッシーでした(^^)/