TVが大好きな私ですが、今回泣きながら拝見した番組の素敵なおばあちゃんを今日はご紹介したいと思います。
その方は青森県五所川原に住む、山に分け入り、笹の葉を採り、材料の小豆から全て手作りでお餅を作る、桑田ミサオさん。
桑田さんは、93歳という年齢ながら、さっそうと自転車に乗り、年間5万個の笹餅をたった一人で作ります。
お店にも並んでいて、電車でも頼まれて自ら車内販売。そのお餅を目当てに全国あらゆるところから人が訪れます。
桑田さんは、60歳のころ老人ホームに慰問に行ったときに持っていた笹餅を泣きながら嬉しそうに食べてくれた利用者の方の笑顔。
「誰かの笑顔のために」という思いから笹餅を作り始めたのだそうです。
納得のできるまで・・・と、小豆まで自分で育てます。
すべてがおばあちゃんの手作業。
おばあちゃんのお母さんは女で一つで4人の子供を育てました。決して裕福な生活ではなかったようですが、愛情いっぱいに育ててもらったこ
とが伝わります。一緒に草取りをしに行ったとき、つい眠ってしまったおばあちゃん。ふと気がつくとお母さんが汗びっしょりで黙々と草をぬ
いていたそう。「起こしてくれたら良かったのに」というと、「あなたの寝顔がとってもかわいくてかわいくて、ずっと見ていたかった」と話
してくれたのだそうです。
そんなお母さんが残してくれた言葉をとても大切そうに教えてくれました。